紫外線が赤ちゃんに及ぼす影響
昔なら、「 日焼け=元気な子ども! 」というイメージでしたね。
太陽の光に当たることは、ビタミンDが作られたり、自律神経が整えられたりとメリットもあります。
ところが、近年のオゾン層の破壊により地球上に降り注ぐ紫外線の量が増えたことで、
良い影響<悪い影響となってしまったんです。
特に生まれたばかりの赤ちゃんは紫外線からの影響を受けやすく、皮膚へのダメージも大きいもの。
赤ちゃんのためにも、日焼けに対する正しい知識を持ち、太陽と上手につきあっていくポイントを学びましょう。
影響が大きい紫外線を知ろう!
紫外線には、「UVA・UVB・UVC」の3種類があります。
この中で、赤ちゃんにとっても大人にとっても最も影響が大きいのは、「 UVB(紫外線B波) 」です。
このUVBは、人にとって危険な紫外線と言われており、皮膚の奥の真皮層まで影響を及ぼします。
UVBによって肌の奥の細胞が傷つけられることで、皮膚のバリア機能が破壊され、ウイルスなどの菌が体内に入りやすくなってしまいます。
さらには、免疫力の低下や皮膚がん、白内障などの原因にまでなってしまうのです。
このUVB(紫外線B波)は、オゾン層の破壊により地表に降り注ぐ量が年々増加しています。
特に生まれたばかりの赤ちゃんは、皮膚の機能もまだ未熟なため、大人よりも一層気を配らなくてはいけませんね。
なお、人が一生涯に浴びる紫外線量の約50%は18歳未満の子供時代に浴びると言われており、子供の頃に浴びた紫外線の量が、将来皮膚疾患、白内障や皮膚がんを発症するリスクを高めてしまうのです。
赤ちゃんが日焼けするとどうなるの?対処法は?
では、紫外線UVBを長時間あびて日焼けをした場合、幼い赤ちゃんにはどんな影響が出るのでしょうか。
一般的に、紫外線の影響で起こる症状は以下のようなものです。
- 皮膚が赤くなる
- 水ぶくれを起こす
- 免疫機能が低下する
- アトピーや乳児湿疹などの皮膚トラブルを起こしやすくする
また、皮膚が薄く弱い赤ちゃんは、火傷を起こしたような状態となり、痛みを伴う場合もあります。
もし日焼けによってこのような症状が出た場合は、冷たい水で濡らしたタオルで患部を冷やした後、しっかりと保湿して対処してあげましょう。
ちなみに、日焼けで赤くなった患部には馬油(バーユ)がおススメですよ。
馬油は昔から火傷の薬として使用されており、熱を取り去ったり、炎症をしずめる効果があるのです。
日常で太陽と上手に付き合うには?
紫外線の悪影響を知ったからと言って、外出を怖がる必要はありません。
太陽の光によって赤ちゃんの脳は一日の生活リズムを把握し、自律神経を整えたり、成長に必要なビタミンを生成したりするのです。
赤ちゃんにとって、外の環境は成長する上で絶対不可欠なもの。
太陽と上手に付き合っていけば大丈夫です。
まずは、紫外線が増える季節・時間帯を知るコト。
そして、赤ちゃんにもママにも負担のない紫外線ケアを取り入れるコト。
それができれば十分です!
安心して、今しかない育児ライフを満喫してくださいね。
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